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感染症によるメッシュ除去率、腹壁ヘルニア修復術で高い

2021年3月2日  専門誌ピックアップ

合成メッシュを用いたヘルニア修復術10万3869件(鼠径74.3%、臍10.7%、腹壁15.0%)を対象に、感染症によるメッシュ除去(mesh explantation)の長期的な発生率および危険因子を検討。5年以内の感染症によるメッシュ除去を主要評価項目とした。 その結果、メッシュ除去率は腹壁ヘルニア修復術で最も高かった(1.5%)。前肥満(pre-obesity)からクラスIIIまでの全分類の肥満でメッシュ除去リスクが上昇した。米国麻酔科学会(ASA)分類3-5、長時間の手術、手術創分類の汚染または不潔で除去発生リスクが高く、オッズ比は順に1.7(95%CI 1.28-2.26)、1.83(同1.51-2.21)、2.27(同1.11-4.64)だった。鼠径よりも臍および腹壁ヘルニア修復術の方がメッシュ除去リスクが高かった(オッズ比6.11、95%CI 4.14-9.02および同14.35、10.39-19.82)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Commun...