新型コロナ感染で心停止後の30日死亡率上昇

2020年1月1日から7月20日までにスウェーデン心肺蘇生登録に報告された患者（院外心停止1946例、院内心停止1080例）のデータを用いて、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）罹患心停止症例の特徴および転帰、院内心停止患者のCOVID-19流行前と流行中の転帰を比較した。 COVID-19流行中に院外心停止患者の10.0％、院内心停止患者の16.1％に新型コロナウイルス陽性が確認された。院外心停止では、COVID-19流行中の新型コロナウイルス陰性例と比較した陽性例の30日死亡のオッズ比は3.40（95％CI 1.31-11.64）で、調整後30日生存率は陽性例4.7％、陰性例9.8％、COVID-19流行前7.6％だった。院内心停止では、COVID-19流行中の新型コロナウイルス陰性例と比較した陽性例の30日死亡のオッズ比は2.27（95％CI 1.27-4.24）で、調整後30日生存率は陽性例23.1％、陰性例39.5％、COVID-19流行前36.4％だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での...