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コロナ禍での若年成人の不安予測因子を特定

2021年3月3日  専門誌ピックアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下の若年成人の不安を予測する幼少期の因子を検討。幼少期の行動抑制(BI)パターンで青年期の不安の制御不全が予測でき、同様にCOVID-19流行というストレスの多い時期の若年成人の不安増大も予測できるという仮説を立て、調整媒介モデルで検討した。幼児期から追跡した参加者291例(女性54%、2、3歳時にBI、7歳時に社交的慎重さを観測、15歳時の青年期に不安の制御不全を評価)を対象に、流行早期中に1カ月間隔を空けた2回、若年成人期(18歳時)の不安を自己評価した。 その結果、調整媒介は有意で、青年期の心配の制御不全の増大が予測された。モデルには、幼児期から小児期まで不変のBIパターンがある状態とない状態との比較が含まれた。心配の制御不全は、COVID-19流行下の2回目の評価で、1回目の評価を考慮後にも若年成人の不安増大の予測因子だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...