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妊婦の新型コロナ感染率は高い、米

2021年3月3日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

米ワシントン州の年間分娩数の6割以上を占める35医療施設で、妊婦のSARS-CoV-2感染率を推定し、人種/民族や英語能力別の差を検討。2020年3月1日から6月30日の間に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性が確定した妊婦240例を特定し、同州の同年代成人のSARS-CoV-2感染率と横断的に比較した。 <>br> その結果、対象妊婦の70.7%が少数人種・民族だった。妊娠中のSARS-CoV-2感染率が分娩1000例当たり13.9例だったのに対して、ワシントン州の20-39歳成人は1000例当たり7.3例だった(率比1.7、95%CI 1.3-2.3)。無症状者の検査で検出された45例を除外すると、SARS-CoV-2感染率は1000例当たり11.3例に低下した(同1.3、95%CI 0.96-1.9)。妊娠中のSARS-CoV-2症例はほとんどが白人以外の人種・民族グループで、2018年に生児出生したワシントン州の女性の人種・民族分布に占める少数民族の割合よりも2-4倍高かった。英語以外の言語で医療を受けているSARS-CoV-2感染妊婦の割合(30.4%)は、同州内...