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再発・難治性多発性骨髄腫にCAR T細胞療法ide-celが有効

2021年3月4日  New England Journal of Medicine

再発・難治性多発性骨髄腫に用いるB細胞成熟.抗原(BCMA)標的キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法idecabtagene vicleucel(ide-cel)の有効性と安全性を第II相試験で検討。3レジメン以上の前治療歴がある再発・難治性骨髄腫患者128例にキメラ抗原受容体(CAR)陽性T細胞の目標量150×106-450×106個でide-celを投与した。主要評価項目は全奏効(部分奏効以上)とした。 追跡期間中央値13.3カ月時に、94例(73%)が奏効を達成し、42例(33%)が完全奏効以上を達成した。33例に微小残存病変(MRD)陰性(有核細胞10-5個未満)が確認された(全体の26%、完全奏効以上42例の79%)。発現頻度の高かった毒性は、好中球減少(91%)、貧血(70%)、血小板減少(63%)だった。84%にサイトカイン放出症候群が発現し、そのうち5%がグレード3以上だった。このほか、18%に神経毒性が発現し、そのうち3%がグレード3だった(グレード4以上はなし)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは...