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セマグルチド+行動療法で体重が大幅に減少

2021年3月5日  Journal of the American Medical Association

米国41施設で、糖尿病がない過体重(BMI 27以上で1つ以上の併存疾患あり)または肥満(BMI 30以上)の成人611例を対象に、集中的な行動療法と併用したセマグルチドの減量効果を第IIIa相二重盲検試験で検討(STEP 3試験)。集中的な行動療法(+試験開始から8週間の低カロリー食)と併用してセマグルチド2.4mgを週1回68週間にわたって皮下投与した。主要評価項目は試験開始時から68週後までの体重変化量と体重5%以上の減量の複合とし、検証的な副次的評価項目として試験開始時から体重10%以上または15%以上の減量を評価した。 試験開始時から68週後までの推定平均体重変化量は、セマグルチド群-16.0%、プラセボ群-5.7%だった(差-10.3%ポイント、P<0.001)。セマグルチド群の方がプラセボ群よりも試験開始時から5%以上体重が減少した被験者が多かった(86.6% vs 47.6%)。体重10%以上の減量(75.3% vs 27.0%)および15%以上の減量(55.8% vs 13.2%)達成率もセマグルチド群の方がプラセボ群よりも高かった(いずれもP<0.001)。 この...