1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 高用量バクロフェンでICUでのアルコール離脱症状を抑制

高用量バクロフェンでICUでのアルコール離脱症状を抑制

2021年3月5日  Journal of the American Medical Association

フランスの集中治療室(ICU)18室で、高用量バクロフェンの興奮抑制効果を第III相二重盲検プラセボ対照無作為化試験で検討。不健康なアルコール使用の基準を満たし機械的換気を実施する成人314例(平均年齢57歳、女性17.2%)をバクロフェン群(159例)とプラセボ群(155例)に割り付けた。主要評価項目は、投与期間中に興奮関連事象が1回以上あった患者の割合とした。 主要評価項目の発生率は、バクロフェン群の方がプラセボ群よりも統計学的に有意に低かった[31例(19.7%) vs 46例(29.7%)、差-9.93%、95%CI-19.45--0.42%、調整オッズ比0.59、95%CI 0.35-0.99]。機械的換気期間中央値とICU在室期間中央値は、バクロフェン群の方が有意に長かった。28日死亡率は、バクロフェン群とプラセボ群に有意差は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるもので...