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転移性HSPCのアンドロゲン遮断療法、AR-V7発現で予後不良

2021年3月6日  European Urology

アンドロゲン遮断療法(ADT)を実施している転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)患者310例を対象に、アンドロゲン受容体スプライシングバリアント7(AR-V7)発現の予後予測能を多施設共同前向きコホート研究で検討。免疫組織化学染色法を用いて、ADT開始前に採取した生検組織でAR-V7タンパク発現を評価した。 その結果、患者64例(21%)がAR-V7陽性、246例(79%)がAR-V7陰性だった。AR-V7陰性患とに比べると、AR-V7陽性患者は無増悪生存期間(ハザード比47.39、95%CI 25.83-86.94)および全生存期間(同3.57、1.46-8.72)が有意に短かった。多変量解析では、AR-V7が無増悪生存期間短縮の独立の予測因子だった(同7.61、5.24-11.06)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事...