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英AZ社の新型コロナワクチン、接種間隔3カ月以上で抗体反応増加

2021年3月6日  Lancet

英国、ブラジルおよび南アフリカで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンChAdOx1 nCoV-19の単回投与とブースター投与の接種間隔が免疫原性と有効性に及ぼす影響を多施設無作為化試験4件(単盲検試験3件、二重盲検試験1件)で検討。1万7178例を主要解析の対象とした(ChAdOx1 nCoV-19接種8597例、対照ワクチン接種8581例)。主要評価項目は、症候性新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とし、2回目の接種から14日以上経過後に核酸増幅検査(NAAT)が陽性で、一つ以上の適格症状(37.8度以上の発熱、咳嗽、息切れ、嗅覚消失・味覚消失など)を伴うものと定義した。 データカットオフ時点で、332例が主要評価項目の症候性感染の基準を満たした。全体のワクチン有効率は66.7%で、84例がワクチン群(ワクチン群の1.0%)、248例が対照群(対照群の2.9%)、だった。初期21日間を入院除外期間としたCOVID-19入院件数は、ワクチン群0例、対照群15例だった。ワクチン群の0.9%、対照群の1.1%に重篤な有害事象が認められた。ワクチン接種と関連がない死...