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夜間の人工光曝露と甲状腺がんリスクに正の関連

2021年3月8日  専門誌ピックアップ

米国国立衛生研究所と全米退職者協会の共同による食事と健康研究に参加した46万4371例を対象に、夜間の人工光曝露と甲状腺がんリスクの関連を調査。夜間の光曝露は、衛星データにより推定し、ベースライン時の居住地住所とリンクさせた。甲状腺がん発生は、州のがん登録を用いて確認した。 その結果、夜間の人工光曝露と甲状腺がんリスクの間に正の関連が認められ、曝露量上位20%は、下位20%よりも甲状腺がんリスクが55%高かった(ハザード比1.55、95%CI 1.18-2.02)。この関連は、甲状腺乳頭がんで特に強く、女性(ハザード比1.81、95%CI 1.26-2.60)の方が男性(同1.29、0.86-1.94)よりも強かった。女性では、限局性がんで関連が強くなったが、男性では進行したがんほど関連が強かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記...