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米国人の糖尿病、肥満の寄与度が依然として高い

2021年3月9日  専門誌ピックアップ

アテローム性動脈硬化症の多民族研究(MESA)と米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて、2001-16年の米国での男女別および人種/民族別の糖尿病発症に対する肥満の負担を検討。非ヒスパニック系白人、非ヒスパニック系黒人、メキシコ系米国人のMESAデータで肥満に起因する糖尿病のハザード比、NHANESデータで肥満の年齢調整有病率を算出した。 MESA参加者4200例(年齢中央値61歳、男性46.8%、非ヒスパニック系白人53.9%、非ヒスパニック系黒人32.9%、メキシコ系13.3%)の解析の結果、追跡期間中央値9.2年での糖尿病発症率は11.6%で、肥満に関連する糖尿病発症の調整後ハザード比は2.7(95%CI 2.2-3.3)だった。MESA参加者と同様の特性を持つNHANES参加者データを用いた糖尿病に対する肥満の調整後人口寄与割合は2001-04年で0.35、2013-16年では0.41となり、非ヒスパニック系白人女性で最も高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿...