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小児呼吸器感染症、抗菌薬の延期処方で抗菌薬使用減

2021年3月9日  専門誌ピックアップ

プライマリケア診療所39施設の合併症のない急性呼吸器感染症の小児436例を対象に、抗菌薬の延期処方(DAP)の効果と安全性を抗菌薬即時処方(IAP)および抗菌薬処方なし(NAP)と無作為化試験で比較した。 その結果、重度の症状の平均持続期間はIAP群10.1日、NAP群10.9日、DAP群12.4日で、統計的有意差はなかった(P=0.539)。全症状の最大重症度の中央値は3群で同等だった(スコア中央値3、P=0.619)。抗菌薬使用率は、DAP群(25.3%)とNAP群(12.0%)よりもIAP群(96%)の方が有意に高かった(P<0.001)。合併症、プライマリケア追加受診、親の満足度は3群で同等だった。IAP群は消化管有害作用の発生率が高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...