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新型コロナmRNAワクチンがイスラエルで高い有効性示す

2021年3月9日  New England Journal of Medicine

イスラエル最大の医療保険グループのデータを用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンBNT162b2 mRNAの有効性を評価。2020年12月20日から2021年2月1日までの新規ワクチン接種者全例と非接種対照者(各群それぞれ59万6618例)とを比較し、さまざまな転帰に対する有効性を推定した。 その結果、ワクチン推定有効率は、診断確定感染に対しては初回接種後46%(95%CI 40-51)、2回目接種後92%(同88-95)、症候性COVID-19に対しては初回57%(同50-63)、2回目94%(同87-98)、入院には初回74%(同56-86)、2回目87%(同55-100)、重症化には初回62%(同39-80)、2回目92%(同75-100)だった。COVID-19による死亡に対する推定有効率は、初回投与後72%(同19-100)だった。診断確定感染と症候性COVID-19を評価した下位集団解析では年齢層を問わず推定有効率に一貫性が認められたが、複数の基礎疾患がある場合は有効性がやや低下した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(...