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NSCLC、免疫チェックポイント阻害薬による腫瘍増大リスクをAIで予測

2021年3月10日  専門誌ピックアップ

プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)阻害薬またはプログラム細胞死リガンド1(PD-L1)阻害薬の単剤療法を実施した進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者109例(訓練セット30例、検証セット79例)の治療前CT画像を用いて、急激な腫瘍増大(hyperprogression:HP)リスクを特定するラジオミクスモデルを構築し、妥当性を検証した。 結節内と周囲のラジオミクステクスチャーパターンおよび結節関連血管屈曲に関連する特性のうち、HPとの関連が最も強かった腫瘍外5-10mmの腫瘍周囲テクスチャー特性1個と結節血管関連の屈曲特性2個を用いたランダムフォレスト分類器で、HPとその他の放射線学的反応パターンを識別でき、受信者動作特性曲線下面積は訓練セットで0.85±0.06、検証セットで0.96だった。カプランマイヤー生存曲線で、分類器が予測したHPと非HPを全生存期間に基づき明確に層別化できた(検証セットでのハザード比2.66、95%CI 1.27-5.55、P=0.009)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での...