肥満2型糖尿病の減量にセマグルチド週2.4mg皮下投与が有効
12カ国149施設で、過体重または肥満の成人2型糖尿病患者1210例(BMI 27以上、HbA1c 7-10%)を対象に、生活習慣介入と併用したセマグルチドの減量効果を検討する第III相二重盲検ダブルダミー試験を実施(STEP 2試験)。被験者にセマグルチド2.4mg、同1.0mg、プラセボのいずれかを週1回、68週間皮下投与した。主要評価項目は、プラセボと比較したセマグルチド2.4mg群の68週時の体重変化量と体重5%以上の減量達成の複合とした。 試験開始時から68週時までの推定平均体重変化量は、セマグルチド2.4mg群-9.6%、プラセボ群-3.4%だった。68週時の体重5%以上の減量達成率は、セマグルチド2.4mg群68.8%、プラセボ群28.5%だった(オッズ比4.88、95%CI 3.58-6.64、P<0.0001)。有害事象発現頻度は、セマグルチド2.4mg群(87.6%)および1.0mg群(81.8%)の方がプラセボ群(76.9%)より高かった。セマグルチド2.4mg群の63.5%、セマグルチド1.0mg群の57.5%、プラセボ群の34.3%に消化器系有害事象が発現し...
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