未治療の進行腎細胞がんにニボルマブ+カボザンチニブが有効
2021年3月11日
New England Journal of Medicine
治療歴がない淡明細胞型進行腎細胞がん(RCC)患者651例を対象に、ニボルマブとカボザンチニブ併用の有効性と安全性をスニチニブと比較する第III相無作為化非盲検試験を実施。患者をニボルマブ+カボザンチニブ併用群(323例)とスニチニブ群(328例)に無作為に割り付けた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)とした。 全生存期間の追跡期間中央値18.1カ月時に、PFS中央値はニボルマブ+カボザンチニブ群16.6カ月(95%CI 12.5-24.9)、スニチニブ群8.3カ月(95%CI 7.0-9.7)だった(病勢進行または死亡のハザード比0.51、95%CI 0.41-0.64、P<0.001)。原因を問わないグレード3以上の有害事象が、ニボルマブ+カボザンチニブ群の320例の75.3%と、スニチニブ群の320例の70.6%に発現した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。