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小児OSA、夜間の血圧上昇や血圧変動増加と関連

2021年3月12日  The Laryngoscope

4-16歳の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)小児患者550例(平均年齢7.6歳、男児70%、肥満児20%)を対象に、24時間自由行動下血圧測定で評価した血圧の変動性を症例集積研究で検討した。 その結果、無呼吸低呼吸指数(AHI)10以上の重度OSA群でAHI 1未満の原発性いびき群に比べ夜間の収縮期血圧(108.0mmHg vs. 100.5mmHg、P<0.001)、拡張期血圧(58.9mmHg vs. 55.6mmHg、P=0.002)、平均動脈圧(75.3mmHg vs. 70.5mmHg、P<0.001)、収縮期血圧負荷(40.5% vs. 25.0%、P<0.001)、拡張期血圧負荷(25.3% vs. 12.9%、P<0.001)、収縮期血圧変動性(11.4 vs. 9.6、P=0.001)が有意に高かった。年齢、性別などで調整した多重線形回帰解析で、AHIと夜間収縮期血圧変動性に独立した関連が認められた(回帰係数0.31、0.06-0.56、P=0.015)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿に...