脳アミロイド値の減少戦略で認知機能改善せず

脳アミロイド値の低下が認知機能を改善するかを評価するため、ClinicalTrials.govに登録されているアルツハイマー病の予防または治療を目的としたアミロイド標的薬の無作為化比較試験14件の操作変数メタ解析を実施。試験は概して試験開始時にアミロイド陽性だった50歳以上の軽度認知障害またはアルツハイマー病診断患者を対象としていた。 統合解析の結果、陽電子放射断層撮影で評価したアミロイド値の標準化取り込み値比（SUVR）の0.1ユニット低下によるミニメンタルステート検査スコアの改善は0.03と推定された。今回のメタ解析から、アミロイドを減少させる戦略が実質的な認知改善につながらないことが示唆された。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...