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Na減量と血圧低下にほぼ線形の用量反応関係

2021年3月14日  専門誌ピックアップ

食事でのナトリウム(Na)摂取量と血圧の用量反応関係を検討するため、実験的研究85件の3次スプライン混合効果モデルを用いた用量反応メタ解析を実施した。1日当たりのNa摂取量の範囲は0.4-7.6g、追跡期間は4週間-36カ月だった。研究65件は高血圧患者、11件は非高血圧患者、9件は高血圧患者と非高血圧患者を対象としていた。 その結果、研究の統合データには互換性があり、Na摂取量と平均収縮期血圧および平均拡張期血圧にほぼ線形の関連が見られ、Na曝露の最低値および最高値のいずれでも曲線の平坦化は認められなかった。高血圧患者と非患者で結果は同等だったが、高血圧患者でNa減量後の血圧低下の傾きが大きかった。介入期間、降圧薬の使用、性別などはNa減量による血圧への効果にほとんど影響しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント...