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非弁膜症性心房細動の脳卒中リスクに糖尿病前症が関連

2021年3月15日  Journal of the American College of Cardiology

非弁膜症性心房細動(NVAF)患者4万4451例(年齢中央値75歳、女性52.5%)を対象に、糖尿病前症と脳卒中・死亡リスクの関連を歴史的コホート研究で検討。平均追跡期間は38カ月だった。 その結果、100人年当たりの脳卒中発症率は、正常血糖群1.14、糖尿病前症群1.40、糖尿病群2.15だった。CHA2DS2-Vasc危険因子と抗凝固薬使用で調整した単変量解析および多変量解析の結果、正常血糖群に比べると、糖尿病前症群(調整後ハザード比1.19、95%CI 1.01-1.4)および糖尿病群(同1.56、1.37-1.79)の脳卒中リスクが高かった。死亡リスクは糖尿病群で高かったが(同1.47、1.41-1.54)、糖尿病前症群では死亡リスクは上昇しなかった(同0.98、0.92-1.03)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...