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食道切除のハイブリッド低侵襲術と開胸術、5年生存は同等

2021年3月15日  JAMA Surgery

切除可能な食道がん患者207例を対象にハイブリッド低侵襲食道切除術(HMIE:腹腔鏡下胃授動術と右開胸術)と開胸食道切除術を比較した非盲検多施設共同無作為化第III相試験(MIRO試験)の追跡調査を実施し、5年転帰とその危険因子を検討。追跡期間中央値は58.2カ月だった。 その結果、5年全生存率(OS)はHMIE群59%に対して開胸群47%(ハザード比0.71、95%CI 0.48-1.06)、5年無病生存率(DFS)は52%、44%(同0.81、0.55-1.17)だった。多変量解析で、OS低下の危険因子として、術中および術後の重大な合併症(同2.21、1.41-3.45、P<0.001)と重大な肺合併症(同1.94、1.21-3.10、P=0.005)、DFS低下の危険因子として術中および術後の全合併症(同1.93、1.28-2.90、P=0.002)と重大な肺合併症(同1.85、1.19-2.86、P=0.006)を特定した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors ...