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遺残リードのMRI検査、リスクは低い

2021年3月16日  専門誌ピックアップ

機能していない遺残リードがある植込み型心臓電気デバイス(CIED)留置患者139例(平均年齢65.6歳、男性79%)を対象に、磁気共鳴画像(MRI)実施の安全性および機能しているリードへの影響をコホート研究で検討した。 胸腺を含むさまざまな解剖領域に対して計200回の1.5-T MRIを実施した。患者1例当たりの平均本数は遺残リード1.22本、機能リード2.04本で、64例(46%)がペースメーカー使用者だった。送信-受診高周波コイルが41例(20.5%)で使用されており、全例が脳MRI実施者だった。バイタルサインの異常や持続的な頻脈性不整脈、バッテリー電圧の変化、パワーオンリセットイベント、ペーシング頻拍の変化は見られなかった。4例に右心房のセンシング低下、1例に左心室のR波振幅低下などのCIEDパラメーターの変化が一時的に認められた。遺残皮下アレイリードを有する1例の胸骨で熱が発生したが、試験の早期停止で解消した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communi...