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中年期の骨折リスク、危険因子を特定

2021年3月16日  専門誌ピックアップ

スウェーデンで中年男女3万446例を対象に、身体活動および心理社会的状況に関連がある骨折発生の危険因子を前向き集団ベースコホート研究で検討。追跡期間中央値は20.7年で、全国患者登録データに基づく骨折発生率は27%だった。 コックス回帰解析の結果、年齢、女性、BMI、骨折既往歴、50歳超での骨折の家族歴(いずれもP<0.001)、余暇身体活動低強度(P=0.018)、重労働(P=0.024)、一人暮らし(P=0.002)、喫煙(P<0.001)、アルコール摂取なしまたは高摂取(P=0.005)に、骨折発生との独立の関連が認められた。有意な危険因子に基づく骨折リスクスコア(範囲0-9)に骨折発生との強い関連が認められ(傾向のP<0.001)、男性の1000人年当たりの骨折発生率は危険因子なし群5.3、危険因子6個以上群23.2(ハザード比5.5、95%CI 3.7-8.2)、女性ではそれぞれ10.7、28.4だった(同3.1、2.4-4.0)。 ■この記事に対する有識者のコメント 小宮靖弘 国立紫香楽病院 整形外科・リウマチ科医長 コロナウイルス感染症の自粛期間解除後に、これまでにない...