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転移性CRPCのBAT、有意義な臨床活性と安全性示す

2021年3月16日  Journal of Clinical Oncology

転移性去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)患者を対象に、血清テストステロン値を急激に上下させる双極性アンドロゲン療法(bipolar androgen therapy:BAT)とエンザルタミドを無作為化第II相試験で比較(TRANSFORMER試験)。94例をBAT群、101例をエンザルタミド群に割り付けた。無増悪生存期間(PFS)を主要評価項目とし、増悪時にクロスオーバーを可能とした。 その結果、PFSは両群とも5.7カ月だった(ハザード比1.14、95%CI 0.83-1.55、P=0.42)。前立腺特異抗原値50%低下(PSA50)達成率はBAT群28.2%、エンザルタミド群25.3%で、クロスオーバーした患者のPSA50達成率はBATからエンザルタミドで77.8%、その逆で23.4%だった。また、BATからエンザルタミドのPFSは28.2カ月、その逆で19.6カ月だった(同0.44、0.22-0.88、P=0.02)。BATの有害事象は主にグレード1-2だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり...