1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 関節リウマチの新規薬剤E6011、治療24週で有効性を確認

関節リウマチの新規薬剤E6011、治療24週で有効性を確認

2021年3月17日  専門誌ピックアップ

メトトレキサートの効果が不十分な中等症ないし重症関節リウマチ(RA)患者190例を対象に、抗フラクタルカインモノクローナル抗体E6011の有効性と安全性を無作為化二重盲検プラセボ対照第II相試験で検討。プラセボ群、E6011 100mg群、200mg群、400/200mg群に患者を割り付け、24週間の治療期間に、プラセボ群、100mg群、200mg群では0、1、2週目とその後2週間ごとに皮下投与を実施し、400/200mg群では400mgを0、1、2、4、6、8、10週目に投与し、その後は2週間ごとに200mgを投与した。 その結果、主要評価項目に規定した12週ACR20達成率は、E6011群とプラセボ群で有意差はなかった(ノンレスポンダー補完法で、プラセボ群37.0%、100mg群39.3%、200mg群48.1%、400/200mg群46.3%)。副次評価項目の24週ACR20達成率は、200mg群と400/200mg群で統計学的有意差が認められた(プラセボ群35.2%、100mg群39.3%、200mg群53.7%、400/200mg群57.4%)。24週間の治療期間中、E60...