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妊娠糖尿病の糖負荷試験、1段階法 vs. 2段階法

2021年3月18日  New England Journal of Medicine

妊娠女性2万3792例を対象に、2通りの妊娠糖尿病検査法を実用的無作為化試験で比較。対象者を1段階法(空腹時に75g糖負荷試験)と2段階法(非空腹時の50g糖負荷試験で陽性の場合に100g糖負荷試験)に割り付けた。主要評価項目は、妊娠糖尿病の診断、在胎不当過大児、周産期の複合転帰(死産、新生児死亡、肩甲難産、骨折、出生時外傷による腕または手の神経の麻痺)、妊娠高血圧症または妊娠高血圧腎症および初回帝王切開とした。 1段階群の66%と2段階群の92%が割り付けられた検査法を遵守した。1段階群の16.5%と2段階群の8.5%が妊娠糖尿病の診断を受けた(未調整相対リスク1.94、97.5%CI 1.79-2.11)。intention-to-treat解析で検討したその他の評価項目の発生率は、在胎不当過大児が1段階群8.9%と2段階群9.2%(相対リスク0.95、97.5%CI 0.87-1.05)、周産期の複合転帰が3.1%と3.0%(相対リスク1.04、97.5%CI 0.88-1.23)、妊娠高血圧症または妊娠高血圧腎症が13.6%と13.5%(相対リスク1.00、97.5%CI 0...