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心房細動、エドキサバン半量投与が全量投与より1次転帰良好(2020/3/29訂正)

2021年3月18日  Journal of the American College of Cardiology

ENGAGE AF-TIMI 48試験で、心房細動患者1万4014例を対象にエドキサバン低用量(LDER、30mg)と高用量(HDER、60mg)の臨床転帰(NCO)を無作為化二重盲検試験で比較した。 その結果、一次NCO[脳卒中/全身性塞栓症(SEE)、大出血、死亡]は、LDERがHDERより低頻度だった(7.26% vs. 8.01%、ハザード比0.90、95%CI 0.84-0.98、P=0.014)。二次NCO(障害をきたす脳卒中、生命を脅かす出血、全死因死亡)と三次NCO(脳卒中、SEE、生命を脅かす出血、全死因死亡)は2用量で同等だった。LDER群は、脳卒中/SEEリスクがHDER群より有意に高かった(2.04% vs. 1.56%、同1.31、1.12-1.52、P<0.001)が、大出血、頭蓋内出血、消化管大出血、生命を脅かす出血の発生頻度は、LDERが有意に低く、薬物動態データでも裏付けられた。 【訂正】2021年3月29日に以下を訂正しました。 見出しの「転帰良好」は「1次転帰良好」の誤りでした。お詫びして訂正します この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを...