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卵巣がんの遺伝子治療薬VB-111、P3継続が決定

2021年3月19日  専門誌ピックアップ

プラチナ製剤抵抗性の卵巣がん(PROC)に対する週1回のパクリタキセル併用下での標的がん遺伝子療法ofranergene obadenovec(VB-111)を検討する第III相無作為化比較試験(OVAL試験)の無益性中間解析の結果を報告。評価可能の患者60例(年齢中央値62歳、高悪性度漿液性がん97%、3種以上の治療歴58%、抗血管新生療法歴70%、PARP阻害薬使用歴43%)を評価対象とした。 その結果、VB-111群は試験継続の基準とするプラセボ群よりも絶対値で10%以上高いCA-125奏効率を達成した。盲検下での評価でVB-111群のCA-125奏効率は53%、完全奏効率は15%となり、均等に無作為化されていると仮定した場合のVB-111群の奏効率は58%以上と推測された。VB-111治療活性の代理マーカーである発熱が見られた患者でのCA-125奏効率は69%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全...