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先天性中耳奇形、クラスIVの異常で手術転帰不良

2021年3月19日  The Laryngoscope

2008-17年に初回手術を受けた先天性中耳奇形患者246例246耳(年齢中央値14歳)を対象に、患者背景および手術転帰を多施設試験で検討した。 53耳(22%)の中耳奇形がTeunissen and Cremers分類のクラスI(アブミ骨固着のみ)、35耳(14%)がクラスII(アブミ骨固着を伴う耳小骨連鎖異常)、139耳(57%)がクラスIII(アブミ骨底板可動を伴う耳小骨連鎖異常)、19耳(8%)がクラスIV(卵形窓の形成不全)に分類された。追跡期間が1年超の198耳での気骨導差(ABG)20dB以下達成率はクラスI群82%、クラスII群68%、クラスIII群74%、クラスIV群23%となり、クラスIV群でクラスI(P<0.001)およびクラスIII(P<0.01)に比べ術後ABGが有意に低かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。...