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認知症患者の7人に1人がCNS作用薬併用、米

2021年3月19日  Journal of the American Medical Association

米国で、認知症がある地域在住高齢者の中枢神経系(CNS)作用薬多剤併用の実態をメディケア請求データの横断的解析で調査。国際疾病分類を用いて特定した認知症高齢者115万9968例(年齢中央値83.0歳、女性65.2%)を対象とした。抗うつ薬、抗精神病薬、抗てんかん薬、ベンゾジアゼピン系薬、非ベンゾジアゼピン系ベンゾジアゼピン受容体作動薬、オピオイドのうち3剤以上への連続30日超の曝露を多剤併用と定義し、主要評価項目は2018年のCNS作用薬多剤併用率とした。 その結果、13.9%がCNS作用薬多剤併用の基準を満たした[3213万9610多剤併用・日(polypharmacy-days)の曝露、年齢中央値79.4歳、71.2%が女性、多剤併用・日の中央値は193]。多剤併用者の57.8%が180日超、6.8%が365日間の曝露があり、29.4%が5剤以上に曝露があり、5.2%が薬剤クラス5以上の薬剤に曝露していた。多剤併用・日の92%に抗うつ薬1剤が含まれ、47.1%に抗精神病薬1剤、47.1%にベンゾジアゼピン1剤が含まれた。最も多い薬剤クラス併用には、抗うつ薬1剤、抗てんかん薬1剤、...