1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 軽症COVID-19にイベルメクチンは無効

軽症COVID-19にイベルメクチンは無効

2021年3月19日  Journal of the American Medical Association

コロンビアの単施設で、軽症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に用いるイベルメクチンの有効性を二重盲検無作為化試験で検討。軽症で症状持続期間が7日以内のCOVID-19成人患者(自宅療養または入院)をイベルメクチン群(300μg/kg体重/日を5日間投与、200例)とプラセボ群(200例)に割り付けた。主要評価項目は、21日間の追跡期間内で症状が消失するまでの期間とした。 398例(99.5%)が試験を完了した。症状消失までの期間中央値は、イベルメクチン群10日、プラセボ群12日だった(症状消失のハザード比1.07、95%CI 0.87-1.32、ログランク検定のP=0.53)。21日時までに、イベルメクチン群の82%、プラセボ群の79%で症状が消失していた。最もよく見られた有害事象は頭痛で、イベルメクチン群の52%、プラセボ群の56%に発現した。最もよく見られた重篤な有害事象は多臓器不全で、4例(各群2例)に発現した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Co...