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肺がん患者、ICI関連肺炎の発症率9.5%

2021年3月21日  Chest

米ノースカロライナ州の医療センター6施設でニボルマブ、ペムブロリズマブまたはイピリムマブ+ニボルマブによる治療を実施している肺がん患者315例を対象に、免疫チェックポイント阻害薬による肺炎(ICI-P)の危険因子を後ろ向き症例対照研究で特定。ロジステック回帰を使用してICI-Pの危険因子を評価した。 その結果、ICI-P発症率は9.5%、診断までの期間中央値は52.5日だった。ICI-P例の大多数で重症度が高く、8例(27%)が治療半ばで死亡した。ベースラインの胸部CTで確認された線維症(調整後オッズ比6.61、95%CI 2.48-17.7)、閉塞性肺疾患の複合(同2.79、1.07-7.29)、ペムブロリズマブ治療(同2.57、1.08-6.11)にICI-P発症との独立の関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へ...