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大気汚染長期曝露で高齢者の心血管・呼吸器疾患リスク上昇

2021年3月22日  専門誌ピックアップ

米国メディケア受給者のデータを用いて、大気汚染(PM2.5、NO2、対流圏オゾン)への長期曝露と各種心血管および呼吸器転帰(心筋梗塞、虚血性脳卒中、心房細動および粗動、肺炎)による入院リスクの関連を二重ロバスト法(逆確率重み付けと調整により交絡を除外)の加法モデルで検討した。 その結果、PM2.5への長期曝露に、対象とした全転帰による入院リスク上昇との関連が認められ、最も影響が大きかった脳卒中では、年間濃度1μg/m3増加当たりの入院リスクが0.0091%増加した。NO2の1ppb増加当たりでは、脳卒中による入院リスクが0.00059%、心房細動による入院リスク0.00129%増加との関連が認められ、対流圏オゾンは1ppb増加当たり肺炎による入院リスク0.00413%増加との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...