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エヌトレクチニブ、ROS1融合陽性NSCLCで高い効果が持続

2021年3月22日  専門誌ピックアップ

局所進行または転移性のROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がん(NSCLC)成人患者を対象とした第I相臨床試験(ALKA-372-001試験)、第II相臨床試験(STARTRK-1およびSTARTRK-2試験)の試験データを用いて、エヌトレクチニブの有効性と安全性を評価する統合解析を実施。追跡期間6カ月以上の患者161例を評価対象とした。 その結果、主要評価項目の客観的奏効率67.1%、12カ月奏効持続率63%、奏効持続期間中央値15.7カ月で、副次評価項目の12カ月無増悪生存率55%、無増悪生存期間中央値15.7カ月、12カ月全生存率81%だった。試験開始時に測定可能な中枢神経系に転移が認められた24例では、頭蓋内客観的奏効率79.2%、頭蓋内奏効持続期間中央値12.9カ月、頭蓋内無増悪生存期間中央値12.0カ月だった。新規の安全性シグナルは認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるもの...