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早期アルツハイマー病、donanemabで進行抑制

2021年3月23日  New England Journal of Medicine

早期症候性アルツハイマー病(AD)患者257例を対象に、N3pG-βアミロイドを標的とする抗体donanemabの有効性を第II相無作為化プラセボ対照試験で検討(TRAILBLAZER-ALZ試験)。主要評価項目は、統合アルツハイマー病評価尺度(iADRS、範囲0-144点で低スコアほど認知および機能障害の程度が重い)の変化量とした。試験開始時のiADRSスコアは両群とも106点だった。 試験開始時から76週までのiADRSスコア変化量は、donanemab群-6.86点、プラセボ群-10.06点だった(差3.20点、95%CI 0.12-6.27、P=0.04)。donanemab群にアミロイド関連の脳浮腫または滲出液(ほとんどが無症候性)が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...