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白質高信号域の特徴が前頭側頭型認知症の診断に有用

2021年3月24日  専門誌ピックアップ

行動障害型前頭側頭型認知症(bvFTD)患者とアルツハイマー病(AD)患者の白質高信号域(WMH)の疾患重症度、皮質萎縮症、認知機能などの疾患変数との関連を体積およびvoxel-wise解析を用いた横断的脳MRI研究で検証。bvFTD患者64例、AD患者65例、対照者66例を対象にした。 その結果、WMHの総体積はbvFTD群の方がAD群と対照群よりも高かった。bvFTD群で、WMHの体積に疾患重症度との関連が認められたが、血管リスクとの関連はなかった。bvFTD群とAD群で、皮質萎縮症の特徴的なパターンに酷似するWMHの空間的パターンがあることが明らかになった。領域ごとのWMH負荷にそれぞれ異なる認知ドメインでの認知機能低下との相関が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...