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高齢者の視覚障害と認知症、双方向の関連性を確認

2021年3月24日  Ophthalmology

2011-18年のNational Health and Aging Trends Study(NHATS)に参加した65歳以上のメディケア受給者1万676例(女性59%、非ヒスパニック系白人68%)を対象に、視覚障害と認知症に対する双方向の関連性を後ろ向きtime-to-event試験で検討。ベースラインで認知機能が正常だった参加者の16%が後に認知症を発症し、ベースラインで視覚が正常だった参加者の22%に後に視覚障害が認められた。 潜在的交絡変数で調整したコックス比例ハザード回帰解析の結果、ベースラインで視覚障害があった参加者で追跡期間中に認知症を発症する確率が高く(ハザード比2.3、95%CI 2.0-2.6、P<0.001)、ベースラインで認知症がある参加者で視覚障害を自己報告する確率が高かった(同2.5、2.2-2.8、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありま...