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鼻茸伴う慢性副鼻腔炎、シスタチンSN値で予後予測

2021年3月24日  専門誌ピックアップ

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者151例を対象に、サイトカインや2型炎症関連マーカーの予後予測能を後ろ向き試験で検討。探索期と検証期に患者を分け、鼻汁中のサイトカイン、CCL26、ペリオスチン、シスタチンSNの濃度を測定した。 その他の危険因子で調整した解析の結果、シスタチンSNは観察期間2年でのCRSwNP制御不良の独立の予測因子だった(ハザード比:探索期1.168、検証1.132、いずれもP<0.001)。シスタチンSNの高値群で低値群に比べて制御不良の発生時期が早く、発生率も高かった(P<0.001)。探索期と検証期ともに、シスタチンSN高値患者への強化薬物療法で制御不良の発生遅延が見られたが(P=0.016、0.002)、観察期間終了までに完全回避は達成できなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント...