高齢者の心房細動検出に装着型ECGモニターが有用

75歳以上の高血圧患者856例を対象に、在宅心房細動スクリーニングの有用性を無作為化臨床試験で検討。標準治療に加えてベースラインと3カ月時に2週間の装着型連続心電図（cECG）モニタリングを受けるスクリーニング群と対照の標準治療群に患者を割り付けた。主要評価項目は、6カ月以内の心房細動検出とした。 一次分析の結果、心房細動が検出されたのはスクリーニング群434例中23例（5.3％）、対照群422例中2例（0.5％）だった（相対リスク11.2、95％CI 2.7-47.1、P＝0.001、絶対差4.8％、95％CI 2.6-7.0％、P＜0.001、スクリーニング必要数21）。cECGモニタリングで心房細動が検出された患者20例中15例（75.0％）で抗凝固療法を開始した。434例中5例（1.2％）にcECGモニタリング中止を要する皮膚の有害反応が発生した。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるもので...