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妊娠初期の心血管危険因子に有害妊娠転帰との関連

2021年3月25日  専門誌ピックアップ

初妊婦4471例を対象に、妊娠第1三半期のアテローム形成危険因子と有害妊娠転帰(妊娠高血圧症候群、早産、在胎不当過小)、妊娠糖尿病、出産2-7年後の高血圧の関連性を検討した。 有害妊娠転帰と妊娠糖尿病を合併した女性では、ない女性よりもアテローム形成関連所見が強く見られ(肥満:34.2 vs. 19.5%、血圧:収縮期血圧112.2 vs. 108.4mmHgおよび拡張期血圧69.2 vs. 66.6mmHg、血糖:5.0 vs. 4.8mmol/L、インスリン:77.6 vs. 60.1pmol/L、トリグリセリド:1.4 vs. 1.3mmol/L、高感度C反応性蛋白:5.6 vs. 4.0nmol/L、高比重リポ蛋白コレステロール:1.8 vs. 1.9mmol/L、P<0.05)、出産後の高血圧発症率も高かった(32.8 vs. 18.1%、P<0.05)。身体活動量が多いと出産後の高血圧発症が抑制された(週3時間当たりの身体活動の相対リスク0.93、95%CI 0.87-0.99)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコ...