非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と肝臓外のがんリスクの関連を検討した観察コホート研究10件[中年の対象者計18万2202例(NAFLD患者24.8%)、中央値5.8年の追跡期間に発生した肝臓外のがん8485例]を組み入れてメタ解析を実施し、関連の強さを調査した。 その結果、NAFLDは、消化器がん(食道がん、胃がん、膵がん、大腸がん)の発生リスク約1.5-2倍上昇と有意な関連が認められた。さらに、NAFLDには肺がん、乳がん、婦人科がん、泌尿器系がんの発症リスクが約1.2-1.5倍上昇した。全リスクは、年齢、性別、喫煙、肥満、糖尿病などの潜在的交絡因子から独立していた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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