1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 美容コンタクトレンズによる角膜感染症、アジアの実態

美容コンタクトレンズによる角膜感染症、アジアの実態

2021年3月29日  専門誌ピックアップ

アジア8カ国の医療センター11施設で、コンタクトレンズ(CL)関連の角膜感染症患者694例を対象に、美容CL関連の角膜感染症の特徴を前向き横断研究で検討。204例(29.4%)が美容目的で、490例(70.6%)が屈折異常の矯正目的でCLを装用していた。 その結果、美容用CL関連感染症が全体に占める割合は7-54%だった。美容CL装用者は矯正用CL装用者に比べ、女性(90% vs. 59%)、25歳未満(68% vs. 44%)の割合が有意に高く、CL装用期間が短かった。美容CL装用者はハイドロゲルレンズおよびCL後面に色素が埋め込まれているレンズの使用率が高かった。疾患特性および視覚転帰は両群同等だった。両群で角膜感染症起炎菌は類似していたが、アカントアメーバに起因する感染症の発生率は美容CL装用者で高かった(9% vs. 1%、P<0.005)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあり...