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神経内科学雑誌掲載論文の約4割でCOI開示されず

2021年3月30日  専門誌ピックアップ

学術論文を発表した米国を拠点とする医師と製薬および医療機器企業の金銭的利益相反(COI)の範囲、特性、開示状況を横断研究で検討。Open Paymentデータベースを用いて、インパクトファクターが高い臨床神経内科学系雑誌5誌の論文2016編(著者2000人)に対する支払い情報を入手した。 その結果、論文158編の著者200人で企業からの支払が確認された。1人当たり年間支払額の中央値および平均値は一般費で4229ドル、1万9586ドル、研究費で1702ドル、5966ドル、関連研究費で6万7512ドル、36万2102ドルだった。年間1000ドル未満を受け取った著者の割合は一般費74.6%、研究費93.0%、関連研究費79.5%だった。論文に直接関連があると思われる支払い3013件のうち39.7%が自己開示されておらず、総支払額は337万9093ドルに上った(一般費144万6603ドル、研究費2万5532ドル、関連研究費190万6958ドル)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDocto...