子癇女性、動的脳血流自動調節能が低く脳灌流圧が高い

子癇の妊娠女性16例、重症妊娠高血圧腎症の妊娠女性18例、非重症妊娠高血圧腎症の妊娠女性32例および正常血圧で合併症のない妊娠女性21例（対照）の動的脳血流自動調節能および脳灌流圧を前向き症例対照研究で比較。分娩後に、持続的な非侵襲的血圧測定、経頭蓋ドプラ検査および呼気終末CO2を測定し、脳灌流圧および動的脳血流自動調節能の指数を算定した。 その結果、子癇群（指数3.9）の動的脳血流自動調節能が、重症妊娠高血圧腎症群（同5.6）、非重症妊娠高血圧腎症群（同6.8）および正常血圧群（同7.1）よりも低かった。脳灌流圧は、子癇群（109.5mmHg）が、非重症妊娠高血圧腎症群（84mmHg）および正常血圧群（80.0mmHg）に比べて高かったが、重症妊娠高血圧腎症群（96.5mmHg）とは差がなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記...