1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 平衡障害があると死亡リスク上昇

平衡障害があると死亡リスク上昇

2021年3月31日  専門誌ピックアップ

米国国民健康栄養調査に参加した40歳以上の全国成人代表標本5816例(加重平均年齢53.6歳、女性49.8%)を対象に、平衡機能と死亡率の関連を前向きコホート研究で検討した。 最長追跡期間16.8年(中央値12.5年、6万8919人年)での1530例が死亡者し、そのうち342例が心血管疾患(CVD)、364例ががんによる死亡だった。平衡障害がある参加者は全死亡、CVD死亡、がん死亡リスクが高く、平衡障害ありの平衡障害なしに対する調整後ハザード比は、全死亡1.44(95%CI 1.23-1.69)、CVD死亡1.65(同1.17-2.31)、がん死亡1.37(同1.03-1.83)だった。前庭平衡障害があると全死亡率(ハザード比1.31、1.08-1.58)、CVD死亡率(同1.59、1.12-2.27)、がん死亡率(同1.39、1.04-1.86)が上昇した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるも...