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悪性胸水の生存を息切れで予測

2021年4月1日  Chest

悪性胸水(MPE)患者の生存と息切れの関連を無作為化比較試験5件のメタ解析で検討。試験ではMPEを治療する患者(553例)を対象に、試験開始時と毎日の治療後に呼吸困難の視覚的アナログ尺度(VAS)を記録し、死亡または試験終了まで追跡した。単変量および多変量のCox回帰法を用いて生存の関連因子を特定した。 治療前の呼吸困難VASに生存率低下と有意な関連を認め、呼吸困難VAS 10mm増加当たりハザード比は1.10(95%CI 1.06-1.15)だった。多変量回帰法でも、呼吸困難VASが有意な生存予測因子だった。7日間の呼吸困難VAS平均値と全体の平均値も生存予測因子だった(7日間の平均値のハザード比1.26、95%CI 1.19-1.34、全体の平均値のハザード比1.25、95%CI 1.15-1.37)。その他の生存予測因子に、血清C反応性タンパク値および腫瘍の種類があった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、...