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外来関節置換術、入院手術より有害事象発現率低い

2021年4月2日  The Journal of Bone & Joint Surgery

米国で2009-18年に関節置換術を施行した患者を対象に、外来手術と入院手術の30日間有害事象(AE)発現率と再入院率を比較。米国外科学会の手術の質改善プログラムデータベースから症例データを特定した。 傾向スコアでマッチさせた外来手術患者と入院手術患者(計57万4375例)を比較した結果、外来関節置換術の方が入院関節置換術よりも有害事象の発現率が低かった(3.18% vs. 7.45%、P<0.001)。手術別に見ると、外来手術患者は入院手術患者と比べて、初回人工膝関節全置換術(3.15% vs. 8.11%、P<0.001)、初回人工股関節全置換術(4.94% vs. 10.05%、P<0.001)および初回人工膝関節単顆置換術(4.94% vs. 10.05%、P<0.001)の有害事象発現率が低かったが、30日再入院率に差はなかった。外来関節置換術が有害事象低発現率の独立因子で(オッズ比0.407、95%CI 0.369-0.449、P<0.001)、再入院リスクの上昇も認められなかった(同1.004、0.878-1.148、P=0.951)。 この記事への読者の皆様(医師)か...