中リスク前立腺がんに24Gy単回照射は安全で低毒性

中リスク前立腺がん患者30例を対象に、超高線量率単回放射線照射（SDRT、24Gy）と根治的超寡分割体幹部定位放射線治療（SBRT、9Gyを5回）の毒性、前立腺特異抗原（PSA）の変化およびQOLを単施設第II相無作為化臨床試験で比較した（PROSINT試験）。 SBRT群とSDRT群の急性および遅発性毒性発現までの期間と発現期間はほぼ同じだった。生命表法による累積遅発性尿毒性は、グレード1（ハザード比0.41、90％CI 0.13-1.27）およびグレード2以上（同1.07、0.21-5.57）で、両群に差はなかった。遅発性胃腸毒性はグレード1で同等で、グレード2以下の発現はなかった。両群とも36カ月までにPSA値0.5ng/mL未満への低下が見られた。9-18カ月時、SDRT群の20％に国際前立腺症状スコア（IPSS）による一過性の遅発性泌尿器再燃症状が発現した。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用...