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セマグルチド継続投与で68週後も減量効果維持

2021年4月2日  Journal of the American Medical Association

糖尿病がない過体重または肥満の成人を対象に、セマグルチドの減量維持効果を第IIIa相治療中止試験で検討(STEP 4試験)。20週間の導入期間中にセマグルチド2.4mgを週1回皮下投与した後、セマグルチド継続投与群(535例)とプラセボ切り替え群(268例)に無作為に割り付け、両群に生活習慣介入を実施した。主要評価項目は、20週時から68週時までの体重変化率(%)、検証的な副次評価項目はウエスト周囲径変化量、収縮期血圧、SF-36で評価した身体機能とした。 その結果、平均体重変化量は、セマグルチド継続群で-7.9%、プラセボ群で+6.9%だった(差-14.8%、P<0.001)。ウエスト周囲径(同-9.7cm)、収縮期血圧(同-3.9mmHg)、SF-36身体機能スコア(同2.5点)の改善度も、セマグルチド継続群の方がプラセボ群より大きかった(いずれもP<0.001)。セマグルチド継続群の49.1%、プラセボ群の26.1%から消化器系有害事象が報告され、有害事象による治療中止率は両群同等だった(2.4% vs. 2.2%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集していま...