睡眠時間が長いと新型コロナにかかりにくい

欧米6カ国で、睡眠および自己申告による燃え尽きがCOVID-19の危険因子となるかどうかを、職場での新型コロナウイルス曝露頻度が高い医療従事者を対象としたオンライン調査で検討。人口統計学的特性、睡眠（夜間の睡眠時間、日中の仮眠時間、睡眠に関する問題）、仕事での燃え尽き、COVID-19曝露に関する情報を収集し、多変量線形ロジスティック回帰モデルで評価した。 COVID-19への曝露があった回答者2884例のうち、568例がCOVID-19症例、2316例が対照だった。交絡因子の調整後、夜間の睡眠時間が1時間長いとCOVID-19のオッズが12％低かった（P＝0.003）。日中の仮眠時間はオッズが6％高いことと関連していたが、この関連は国によって差があった。睡眠に関する問題が3項目ある回答者は、問題がない回答者よりもCOVID-19のオッズが88％高かった。燃え尽きを毎日報告した回答者は、報告がなかった回答者よりもCOVID-19のオッズが高く（オッズ比2.60、95％CI 1.57-4.31、カテゴリー間の傾向のP＝0.001）、罹患期間が長く（同2.98、1.10-8.05、傾向の...